こんにちは!急に寒くなったり暑くなったり、お天気でメンタルが左右されがちな日々を送っていますが、今日は心にビッグな栄養をチャージしてきました。
大阪市立美術館で開催中の日伊国交160周年記念「天空のアトラス イタリア館の至宝」特別展に行ってきましたよ。
この展覧会は、大阪・関西万博のイタリア館で展示されていた作品数点をもう一度じっくりと鑑賞できる機会になっています。
場所は大阪、天王寺。有名な通天閣がある場所です。
ちなみに会期は2025年10月25日(土)から2026年1月12日(月・祝)まで。
もうチケットは手に入りませんが、チケットを持っていて今から行く方が知りたい情報を書いていきたいと思います。
大阪のどこ?
大阪市立美術館と聞いて、うっかり「ああ、あの川の近くのきれいな美術館ね」と、大阪中之島美術館を思い描いた方も多いハズ。
違います!天王寺にある天芝の横の美術館のほうです!
最寄り駅は天王寺か動物園前駅。
おすすめは天王寺駅です。なぜなら階段がないから。
動物園前駅から行くと、通天閣に近い公園通を渡って、天王寺動物園の新世界ゲートという入り口から入るのですが、美術館が高台にあるので、階段を登ることになります。

天王寺駅から行くとフラットな道で天芝(公園の芝生があるところ)を通ります。最後にほんのすこし上り坂はありますがほんとに少しですのでこちらがおすすめ。

旧黒田藩蔵屋敷長屋門を通ると情緒があります。
赤い道が正規ルート。青い道が門をくぐるルート。
大阪市立美術館

外に待機列あり
10:30~11:30のチケットで、10時25分。到着したときにはすでに入場が始まっていたので列の長さは不明ですが外に待機列がありました。

入り口には傘たてがあり、折りたたみはカバンに入れると持ち込めますが、長い傘は必ず入り口の傘立てに入れないと入場できません。鍵付きです。

雨の日だったので折りたたみの人が先に入場できていました。長い傘の方はここで時間がかかるかも。
1階
入場するときに「飲み物はしまってください」「折りたたみの傘はしまってください」「荷物は斜めがけしてください」と言われます。
リュックの人は両肩に背負うように言われます。
トートバックやエコバックなどは普通に肩にかければ大丈夫です。
厳重ですね。荷物チェックはありません。
エスカレーターとグッズショップがあります。先にグッズショップを観ることにしました。

イタリアのお菓子とミャクミャクグッズがありました。

短いエスカレーターを登ります。
2階
2階につくと正面が待機列になります。着いた時その列はさらに左の部屋まで伸びていました。
先に荷物をコインロッカーに預けることにしました。
最初に上がってきたエスカレーターを降りて右の方向にコインロッカーがあります。

100円が戻るタイプでした。リュックがぎりぎり入るサイズ。小のコインロッカーですね。
100円玉 あらかじめ持って行きましょう。
コインロッカーの手前にスタンプ台がありました。スタンプ帳あらかじめ持って行きましょう。

トイレは大階段の左奥にあります。

チケットはあるけど日時指定がとれていない/日時指定はとれてるけどチケットがない…方へ
そんな方のための「当日並ぶ」という方法が提示されていますが、実際どうなの?とお思いでしょう。
ずばり。


私が行った日、行った時間は、「日時指定はとってあるけど1800円の鑑賞券はまだ買えてないのよ」のチケット売り場はガラガラでした。
エスカレーター上がってすぐ左にチケット売り場がありますよ!
「1800円の券はもってるけど日時指定はとれてないのよ」の方は外の案内にこうありましたね。

それって、、、。つまり行きたい日に行って並んでみて!!とにかく来て!って感じ?
ローチケやセブンチケットでチケットだけ押さえておけば、好きな日にこれたってこと??
私は雨の日に日時指定で来ています。。。まあよい。
館内の待機列
一列ずつ時間差で案内していました。4列ほど大階段の前に並んでいて、別の部屋に2列ほど。

コインロッカーに預けて待機列に並んだのが10時35分。
大階段を登って展示会場の中に入れたのが10時49分でした。

約15分くらい中の待機列で並んだようですね。
待機列に並び始めるときにQRコードを簡単に確認されます。(目視)
待機列から大階段に案内されて会場の手前に来たときに正式にQRコードの読み取りがあります。(機械)
この読み取りの時にチケットが発行されます。
荷物チェックはここでもありません。
優先レーンはないのか
正式に確認はしていませんが、待機列には杖をついた方も車椅子の方もベビーカーの方も並んでいて、最後の大階段のときにエレベーターを案内されている様子でした。
アトラス展 写真撮り放題

展示品のみを撮るのはOK。展示品と一緒に記念撮影するのはだめです。
フラッシュ撮影も禁止です。
暗いと自動でフラッシュになる設定になっていること、あるんですよね~。焦る。
そして動画撮影も禁止です。
独特な静けさと作品のパワー
噂には聞いていましたが、会場に入った瞬間、空気が変わるのを感じました。
大阪市立美術館の重厚で静かな空間と、壮大なスケールのイタリア彫刻。
異空間にいるようでした。
「アトラス(天空を支える神)」だけが展示されている空間。巨大で力強い彫刻作品でした。
すべての作品が写真撮影OKなので、通常の美術館よりも進みが早いです。
みなさん写真を撮って、自分の目でもみて、すーっと次の部屋に行くという感じでした。
所々に映像展示もあるので(これは動画なので撮ることはできませんが)そこで立ち止まり観て行くという感じです。
私はアトラスが支えている天球儀のなかに自分の星座があるか見つけるのが楽しかったです。





ずっとその場にいると人がだんだん減ってくるのがわかったので、いったいどのくらいですいてくるのか観察していました。(暇か!暇ではない。リサーチです!)
次の回が11時30分ということはそれまでは新しい時間帯のグループの人は来ない。11時30分までの入場とはいえあまり遅く来る人も多くはいないと思う。つまり、11時すぎたらすいてくるのでは?と予想。
結果、11時5分ごろから写真が取りやすくなり、11時10分すぎると少し離れても彫刻全体が撮れるようになりました。

混雑が嫌な方は遅めに待機列に並ぶといいかもしれませんね。くれぐれも時間を超えないように。

また、30分をすぎると次の回の方が入られるので、それまでには最後のブースに行っていたほうがいいです。
最後のブースは一列に並びます。かなり時間がかかります。


本当に数点だった
1800円。日時指定。予約も激戦。
万博のイタリア館に行けなかったので仕方ないのですが、本当はもっといっぱいイタリア館に展示されていた作品をみてみたかった。
もしかしたら意外と告知よりも多く展示されているなんてことが、、、ありませんでした笑。
ただ、会期の後半に「伊東マンショ」の展示が増えます。と聞いていたのですが、すでにありました。
だからこれはよかった。
個人的には絵画の中の妖精が、ものすごい擬態系でワクワクしました。

一人で鑑賞しましたが、その分、自分のペースでじっくり作品と向き合えました。自分の好きなように立ち止まって、好きなだけ眺める。この「贅沢な自由時間」こそが、大人の美術鑑賞の醍醐味ですよね。
でもやっぱりだれかと「これすごいねー」とか言いながら観たい気持ちも。
日時指定という壁が一人鑑賞を後押ししたのですが。
さて。大阪市立美術館は、建物自体がもう一つの芸術作品のようにレトロで素敵な雰囲気で、それだけでも気分が上がります。
イタリアの展示を観たあとは最後のブースにグッズショップがあります。
1階にあった常設のショップと違い、このアトラス展のショップですが、イタリアに関連したグッズがある程度で、特別なものはありません。
でもとても混んでいました。
これは必見!顔はめパネル
大階段を降りて一階に降りて左手に、ありました!
アトラスになれる 顔はめパネル。
日本の伝統文化。顔はめパネル。


普通のパネルとはわけが違います。アトラスは顔を横に向けているのですから!難しいよ!
私は一人なので撮ってくれる相手もおらず、見知らぬ人に撮ってもらう勇気もなし。
こうして前からと横からを撮ってみました!
ちなみに大阪市立美術館の2階にチケット売り場があるので、入るだけなら入れるのでは?
チケット予約がとれていなくても、顔はめパネルは利用できるような気がします。
絶対見てほしい常設展示
大階段を降りて1階に降りると左手に常設展示の部屋があります。
顔はめパネルの横から入場できます。
先程のチケット(半券)を見せたら入場できます。
そして大阪市立美術館の隠れキャラがいることを知っていますか??
常設展示の会場の何処かにこんなヒントと、

こんな正解があるので。



ぜひ行ってみてくださいね。
他に開催されている展示は有料ですのでご注意。常設展は無料です。
美術鑑賞のあとは
大階段の右横にカフェがあります。



のんびりとゆっくりと美術鑑賞したあとは、階段をおりて動物園や通天閣に行くのも良し。
天王寺公園を少し散歩して、天芝で澄んだ空気を吸ってくるのもよし。
この日は雨だったので私はそのまま駅へ。
天王寺にはあべのハルカスという大きな建物もありますので、観光がてらのぼってみるのもいいですね。
遠いイタリアから届いた、「アトラス」のように力強い作品たちに会えて、心の中がワクワクと静けさで満たされました。
チケットを取れた自分、雨の中 一人で頑張って行ってきた自分を褒めてあげたいです(笑)。
皆さんもとれたチケットが無駄にならないように体調管理頑張って、ぜひこの非日常を体験してみてくださいね!


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