台湾 バービー・スー インフルエンザで急逝 東京で肺炎併発

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台湾の人気女優、バービー・スー(徐熙媛)さん(48歳)が、2月2日に東京で肺炎のため逝去されました。

彼女は日本を旅行中にインフルエンザに感染し、その後肺炎を併発したと報じられています。

この記事ではバービー・スーさんとはどういう方か、またインフルエンザについてもお伝えします。

バービー・スー

バービー・スーさんは、1976年に台北で生まれ、台湾のエンターテインメント業界で多大な影響を持つ女優として知られていました。彼女の突然の訃報は、多くのファンや関係者に衝撃を与えています。

愛称

バービー・スー(徐熙媛)さんは、主に以下のような呼び名で親しまれています。

  1. 大S(ダイエス / Dà S)
    • 台湾のバラエティ番組で活動していた際、妹の徐熙娣(シュウ・シーディー/小S)さんと共に、「大S・小S」という愛称で呼ばれるようになりました。
    • これは、姉であるバービー・スーさんが「大S」、妹のシュウ・シーディーさんが「小S」という意味です。
  2. 徐熙媛(シュウ・シーユエン / Xú Xīyuàn)
    • 本名ですが、台湾や中国のメディアでは正式な場面で使われることが多いです。
  3. Barbie(バービー)
    • 英語名として「Barbie Hsu(バービー・スー)」の名前も広く知られています。
    • ファッションやエンタメ系のメディアでは、この英語名で紹介されることもあります。

一般的には 「大S」 という愛称が最も広く使われており、ファンやメディアでも親しみを込めてこの名前で呼ばれています。

代表作

バービー・スー(大S / 徐熙媛)さんの代表作で、日本でも比較的知られている作品を2つ紹介します。

1. 『流星花園(Meteor Garden)』(2001年)

  • 役名:杉菜(董杉菜 / ドン・シャンツァイ)
  • 概要:台湾版『花より男子』で、牧野つくし役にあたるヒロイン・杉菜を演じました。
  • ポイント:このドラマは台湾で大ヒットし、アジア各国でも人気を博しました。日本でも一部のファンの間で話題になり、その後の『花より男子』シリーズの国際的な人気の礎となりました。

2. 『戦神 〜MARS〜(Mars)』(2004年)

  • 役名:綺羅(韓綺羅 / ハン・チーロー)
  • 概要:人気漫画『MARS』(惣領冬実・原作)を台湾でドラマ化した作品。
  • ポイント:バービー・スーさんは、心に傷を抱える内向的なヒロイン・綺羅を演じ、ヴィック・チョウ(周渝民)さんとの共演が話題になりました。日本の原作ファンの間でも注目された作品です。

この2作は、日本の漫画原作でありながら台湾で成功を収め、日本のファンにも比較的知られている作品です。

日本へ旅行中に発症

インフルエンザは、A型またはB型のインフルエンザウイルスの感染によって引き起こされます。感染から発症までの潜伏期間は通常1~3日とされています。

バービー・スーさんは、春節(旧正月)の連休に家族と共に日本を訪れていました。

バービー・スーさん(徐熙媛)は、2025年1月29日に家族と共に日本を訪れました。

日本に到着したときから風邪や喘息のような症状があったと報じられています。

到着後は神奈川県の箱根のホテルに滞在。その間に体調が悪化して日本到着2日後の31日には病院へ緊急搬送されました。

その後東京の病院へ移送されましたが、2月2日肺炎のために急逝されました。

日本で感染したの?

バービー・スーさんがインフルエンザに感染した時期について、情報を確認しましたが今の段階では公開されていませんでした。

インフルエンザの潜伏期間は1~3日とされています。

29日に到着した時点で咳の症状などが出ていたという点を考えると、台湾を出発するときにはすでに感染していて、日本に到着後に本格的に症状がでてきたのでは?と考えるのが普通かもしれませんが。

風邪をひいていて喉が炎症を起こしていたところにインフルエンザのウイルスが入ってくれば、喉も体も弱っているので急激に発症してもおかしくないかもしれませんね。

つまり感染時期を特定するのは難しいと思います。

バービー・スーさんが日本に来る前に感染していた可能性もありますし、日本に到着してから感染したという可能性もあると思います。

家族と旅行ということですので、咳が出ていてもマスクを外す機会も多かったと思います。

ご家族の方が更に感染していないか心配です。

インフルエンザは、飛沫感染や接触感染によって広がります。感染者の咳やくしゃみによって放出されたウイルスを含む飛沫を吸い込むことで感染する飛沫感染や、ウイルスが付着した物品や手を介して口や鼻から侵入する接触感染が主な感染経路です。そのため、手洗いやマスクの着用などの基本的な感染予防策が重要となります。

インフルエンザ発症から4日で亡くなることはあるの?

インフルエンザの症状がでてから4日で死亡するというケースはあまり聞きませんよね。

ただ、珍しいことではないそうです。

高齢者、基礎疾患(持病)のある方、そして免疫力が低下している場合には重症化することがあり、合併症にもなりやすく、進行が早いことがあります。

インフルエンザによる急激な悪化のパターン

  1. ウイルス性肺炎の急速進行
    • インフルエンザウイルスが直接肺に感染し、急性呼吸窮迫症候群(ARDS) を引き起こすことがあります。
    • 特に A型インフルエンザ では、ウイルスが肺に広がり、重篤な肺炎を短期間で発症することがあります。
    • 発症後2~3日で急激に悪化し、死亡するケースも報告 されています。
  2. 二次性細菌性肺炎
    • インフルエンザによって 免疫力が低下 し、肺炎球菌やブドウ球菌などの細菌が二次感染 することで重篤な肺炎を発症することがあります。
    • このタイプの肺炎は 症状が出てから数日で急激に悪化 し、適切な治療を受けない場合、短期間で命を落とすこともあります。
  3. サイトカインストーム(免疫の暴走)
    • インフルエンザが原因で 免疫システムが過剰に反応 し、全身の炎症を引き起こす 「サイトカインストーム」 によって急速に容体が悪化することがあります。
    • これは 若年層でも起こる可能性があり、発症後数日で死に至ることもあります。

実際の症例

過去のインフルエンザの流行時には、健康な成人でも 発症後3~4日で重篤化し、死亡するケース が報告されています。例えば:

  • 2009年の新型インフルエンザ(H1N1)流行時
    • 30代の健康な男性が発症3日後に死亡 したケースがありました。
  • 2018~2019年の季節性インフルエンザ流行時
    • 40代の女性が発症2日後に肺炎を発症し、4日後に死亡 したケースも報告されています。

まとめ

台湾の人気女優、バービー・スー(徐熙媛)さん(48歳)が、2月2日に東京でインフルエンザから併発した肺炎のため逝去されました。

感染時期は明らかにされていません。

インフルエンザを発症してから4日で急逝されました。

  • 発症から4日で亡くなるケースは「一般的ではない」が、珍しくもない。
  • ウイルス性肺炎、二次性細菌感染、サイトカインストーム などが短期間で命を奪う原因となる。
  • 高齢者や基礎疾患のある人は特にリスクが高い が、健康な人でも突然重症化することがある。

バービー・スーさんも インフルエンザによる急激な肺炎の進行 によって、わずか4日で命を落とされた可能性があります。

大Sの愛称で親しまれ、台湾版「花より男子」などでも大活躍していたバービー・スーさん。

バービー・スーさんの訃報は、インフルエンザの重篤性と予防の重要性を再認識させるものとなりました。日常生活においては、手洗いやうがい、適切な栄養摂取、十分な睡眠など、基本的な健康管理を徹底することが大切です。また、インフルエンザワクチンの接種も予防策として有効とされています。

バービー・スーさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。彼女の功績と影響力は、これからも多くの人々の心に残り続けることでしょう。

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