衝撃報道
女優の米倉涼子さん(50)のニュースに、本当に驚きました。「週刊文春」による、麻薬取締法違反容疑でマトリが本格捜査を進めているという報道です。
誰もが知る「私、失敗しないので」という名台詞とともに、完璧なプロフェッショナル像を体現してきた米倉さん。彼女の力強い生き方や、凛とした姿勢からいつも勇気をもらっていました。だからこそ、今回のニュースは正直、心がざわつきました。
しかし、報道の真偽はともかく、彼女が抱える難病と闘いながら、ブロードウェイの舞台に立ち続けようとした挑戦者としての魂は、決して揺るがないと思っています。私はこれからも、大好きな女優さんとして米倉さんを応援したい。
と同時に、思いました。そもそも、ニュースで話題になっている「マトリ」って、一体何者なの?
マトリって何者?厚生労働省の「麻薬Gメン」解説
「マトリ」とは、麻薬取締官、あるいは彼らが所属する麻薬取締部の通称です。
「取締官」と聞くと警察を思い浮かべますが、実は厚生労働省の職員なんです。薬物に関する専門知識を持ち、「麻薬Gメン」とも呼ばれる、薬物犯罪を取り締まるプロフェッショナル集団です。
警察よりも特殊な「マトリ」の権限
マトリの最大のポイントは、特別司法警察職員としての強い権限を持っていることです。薬物犯罪に関しては、警察官とほぼ同等の権限が与えられています。
- 捜査権:拳銃の所持や、犯人の捜査、逮捕、取り調べが可能です。
- おとり捜査:警察には原則認められていない「おとり捜査」が、マトリには法的に認められています。
- 立入検査:違法薬物の捜査だけでなく、病院や薬局などへ立ち入り、医療用麻薬が不正に使われていないかをチェックする監視・監督の役割も担っています。
報道されている「家宅捜索(ガサ入れ)」は、マトリが持つ強力な強制捜査の権限です。単なる噂話ではなく、「相応の証拠線(確かな証拠)」が立っている場合にのみ行われる、非常に重い捜査なのです。
身体と心の苦痛、そして薬物の境界線
米倉さんは長年、「低髄液圧症候群」という難病による激しい痛みに苦しんでいたことが報じられています。
「体が痛くてどうしようもないとき、薬物で抑えていたのでは?」という疑問は、私たちと同じように、痛みに苦しむ人の気持ちを想像すると、自然に湧いてくる疑問です。
医療用麻薬?:モルヒネのように強い痛みを抑えるために使われる医療用麻薬は、医師の管理下であれば合法的な痛み止めです。しかし、マトリは、この医療用薬物が正規ルートから不正に流出したり、横流しされたりすることを厳しく取り締まっています。
「心の痛み」を和らげる薬物?:「失敗しない女」というイメージの裏で、彼女が精神的なプレッシャーや病気の痛みに苦しんでいたのだとしたら、心の弱さから一線を越えてしまう可能性はゼロではないのかもしれない。
強靭なイメージとは裏腹に、私たちと同じように人間的な弱さや苦悩を抱えていたのではないか…。今回の報道は、そんな彼女の裏の顔を垣間見せてくれたのかもしれない、と感じています。
続報をお待ち下さい
現在、今回の報道について、米倉さんや事務所からの公式な発表はありません。そして、逮捕や起訴などの公式な事実は確認されていません。ただ、多くのスケジュールを辞退、キャンセルされています。
病と闘い、事務所を設立して新しい道に挑戦し続ける米倉涼子さん。
米倉さん主演のドラマ『エンジェルフライト』の映画化も控えています。
今はまだ「週間文春」のスクープのみの段階なので祈るような気持ちで続報を待ちたいと思います。
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