カメムシの発生はいつがピークなの?退治する方法は?

暮らし

いやーな匂いを出す害虫のカメムシ。

この記事ではカメムシの発生のピークや、退治する方法などをお伝えします。

※カメムシのリアル画像はありません

カメムシってこんな虫

カメムシにはいろいろな種類がいます。そのためほぼ1年を通してみかける可能性はあります。

カメムシの活動時期

特に4月から11月に活動をします。

カメムシは暖かい季節が好き

暖かい季節、場所を好みます

寒さに弱いので越冬を終えたカメムシが活動を始めるのは暖かくなった4月以降が多いです。

涼しくなってくると越冬準備をはじめ、完全に寒くなると暖かい場所で冬を越します。

5月から8月は産卵の時期

5月から8月は産卵をします。

産卵すると1~2週間で孵化し、1ヶ月で成虫になります。

一度に多くの卵を産み付けるので家の中にいれないように気をつけましょう。

暖かいベランダに干されている洗濯物に卵を産み付けることがあります。

ベランダや庭の植物の葉の裏などにも産み付けます

小さな卵が複数ついていたら、ビニール袋などに密封してすぐに駆除してください。

多いときは1度で100個以上の卵を産み付けることもあります。

9月から11月は越冬準備

9月~11月は越冬をするために餌を探したり、越冬場所を見つけるために屋内に入って来たりします。

越冬では集団行動をするため、「大量発生」しているように見えます

特に天気の良い暖かい日には多くのカメムシが移動します。

目安は最低気温が15度以上最高気温が25度以下。(暑すぎると活動をあまりしません)

ピークは秋?

暖かい季節が好きなカメムシですが、暑すぎるとあまり活動しないため真夏はあまり見かけません。

活動をはじめる4月5月に一度増えて、その後いったん夏場を越し、越冬準備のために秋冬の小春日和と言われるような天気のいい暖かな日に集団で活動を開始します。

集団で活動を始める越冬準備の期間がカメムシのピークと呼べるかもしれません。

カメムシ予報

農林水産省のホームページ病害虫発生予察情報というものがあります。

農家の方々のために害虫発生をお知らせするマップなのですが、害虫がどの地域に多く発生しているかがよくわかります。(カメムシ専門の情報ではありません)

定期更新されているので時々確認するといいかもしれません。

田んぼや畑、果樹園の近くにはカメムシが特に多いのでこういった情報も活用してください。

↓病害虫の部分に「果樹カメムシ類」をいれたらこんな情報がでたよ

病害虫発生予察情報:農林水産省
農林水産省公式HP 病害虫発生予察情報

カメムシを退治する方法は?

カメムシは夜行性

カメムシは夜行性です。

そのため、暗くなるにつれて活発になります。

蛍光灯の光を好みます。逆にLEDライトの光にはほとんど集まりません

春から秋の間、部屋の電気に向かって飛んで来ます。

夕方や夜に玄関や窓を開ける時やベランダに出る時には十分に注意してください。

洗濯物を干しっぱなしでいると、夜の間にカメムシがくっついたまま部屋に入れてしまうこともあります。

白い色が好き

白い色や明るい色を好みます。

白い建物の外壁に張り付くこともあります。

カメムシは白い色や明るい色に複数が集まることがあり、さらに仲間を呼ぶ習性があります。

暖かい場所が好き

温かい場所を好みます。

夕方の洗濯物は日光で暖かくなっているので、夕方の洗濯物にはカメムシが付きやすいです。

南向きの壁やベランダは日当たりがいいので、集団で集まることもあります。

カメムシの餌となるもの

草や茎や果実などを食べます。

そのため田んぼや畑、果樹園などはカメムシが好んで餌場にします。

家庭では庭やベランダの植物をエサにします。

家庭菜園やベランダ菜園などはカメムシが好みます。

カメムシが苦手なもの

スッキリとした香りが苦手です。

ミント香りの強いハーブなどを育てたり、ミントのスプレーを散布したりすると逃げていきます。

ハッカ油も効果があります。

卵の駆除方法

前の年に生まれ越冬したカメムシは、5月〜8月にかけて卵を産みます

カメムシの卵は1つではなく、複数の卵が集まった状態で産み付けられます。

カマキリやオタマジャクシのようなイメージですね。ぶどうのような集合体です。

部屋の中に洗濯物などと一緒に卵が持ち込まれると、孵化したときに悲惨な状況になるので、もしもみつけたらすぐに駆除します。

簡単なものでいうと「ガムテープ」などの粘着性のあるもので卵を潰さないように取り除きます。

厚紙やヘラ状のものでそぎ取ることができるときはそのようにします。

どちらにしても、卵は密閉した状態で破棄したいので、ビニール袋などにいれてしっかりと縛ります。

(万が一孵化をしても被害が拡大しないためです。ゴミ箱内で孵化すると困ります。)

カメムシ(成虫)の駆除方法

叩いたり追い回したりするのはNGです。

刺激を与えると嫌な匂いを出します

匂いが取れないときの対処法はこちら

カメムシの匂いは「敵に襲われた」という仲前への注意喚起となるので、刺激を受けたときに匂いを出します。

  • カメムシ専用の殺虫剤を使う
  • 容器に誘い込む
  • ティッシュなどでふんわり捕獲する
  • ガムテープなどで抑える

経験上、お伝えすると カメムシは殺虫剤をスプレーすると飛び回ります

匂いも出してきます。

ティッシュで捕獲する場合も匂いがティッシュを通過して手に付きます

おすすめしたいのは容器への誘い込み

たとえば

紙コップにカメムシ用のスプレーを噴射します。

紙コップがスプレー充満している状態でカメムシにかぶせます。

カメムシは真上から容器が近づいてきても逃げません。

容器を被せると中のスプレーの刺激で「コトッ」という音とともにカメムシが紙コップに落ちます。

そのタイミングで厚紙のようなものを隙間に入れて蓋をします。

そのままビニール袋などにいれて密閉して捨てます

まとめ

カメムシは4月から11月に活動をします。

暖かい季節、場所を好みます

5月から8月は産卵をします。

9月~11月は越冬をするために餌を探したり、越冬場所を見つけるために屋内に入って来たりします。

集団で活動を始める越冬準備の期間9月~11月がカメムシのピーク

農林水産省のホームページ病害虫発生予察情報というものがあります。

カメムシは夜行性です。

白い色や明るい色を好みます。

ミントのようなスッキリとした香りが苦手です。

卵を見つけた時は卵を潰さないように取り除き卵は密閉した状態で破棄してください。

カメムシの駆除には

  • カメムシ専用の殺虫剤を使う
  • 容器に誘い込む
  • ティッシュなどでふんわり捕獲する
  • ガムテープなどで抑える

などの方法がありますが、一番いいのは「容器への誘い込み」です。

カメムシ予報で今年もカメムシの多い秋になると予測されていますので、対策をしながら駆除してくださいね!

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