2024年1月1日、元旦の16時過ぎに石川県で大きな地震が発生しました。
この記事では、この地震の基本情報と、LINEが使えたら安否情報を登録できるというサービスなどについてお伝えします。
令和6年能登半島地震
時間と震源地は?
2024年1月1日16時10分
震源地(地震の起きた地下の地点)は石川県能登地方。
石川県の能登といえば「能登半島」地図で見ると
上の先の方。
伝わるかわかりませんが、石川県の形を左手のひじから上だとしたら、中指の第一関節くらいでしょうか。
一番先端に珠洲市(すずし)というところがあって、その西側(左)には輪島市があります。公式発表では「輪島の東北東30km付近」とあるので、珠洲市のあたりだと思います。場所が特定されなかったので、おそらく陸地にほど近い海底でしょうね。
輪島は輪島市の中心で、有名な朝市があるところですね。朝市は正月3が日お休みなので、朝市目当ての観光客はいなかったはずです。
震源の深さは16キロ。最初の報道では「ごく浅い」とのことでしたが、通常ごく浅いというのは10キロまでなので、その後しっかりとした測定値がでると、深さ16キロと訂正されました。
一般的に震源が浅いと揺れが激しくて、揺れの範囲は狭くなります。
今回は最大震度7なので揺れは大きいですね。ただ、日本全域に揺れが伝わりました。
震源は浅いのに。
震源の深さ16キロというのは、阪神淡路大震災で知られる「兵庫県南部地震」と一緒です。
ちなみにあのときのマグニチュードは7.3でした。
マグニチュードと最大震度
マグニチュードは7.6
最大震度は7です。
マグニチュードは地震の大きさを表す単位。大体世界共通らしいですよ。
Mで表されます。
M7以上が「大地震」、M7.8以上が「巨大地震」になります。
ちなみに東日本大震災はM9だったんです。
また、震度というのは全国の計測震度計で測っているんですが、揺れの大きさです。
ちなみに7以上はありません。7は最大級の被害をもたらすものと定義されているので、それ以上は数値化してないそうで。
だから震度7だと、実際どれほど大きく揺れたのかはわからないですね。
今回震度7を観測したのは志賀町(しかまち)です。震源地から結構離れていますね。
この画像でいうと、真ん中のくびれているところの左上。
先程の言い方をするなら、手の甲あたりです。
津波
今回の地震では津波も発生してしまいました。
海の底が揺れると海底から海面に向かって大きな動きがおきて、結果「津波」という大きな波が起こります。
その波はものすごい速さで浅瀬に向かいます。
浅くなると速さは弱まりますが、波は高さを増します。
その波は一部だけの波ではなくて、海面が上がったままの「立体」って言ったらいいのかな。そういう状態ですので、高さのある海がそのまま陸地に押し寄せるというイメージ。
今回は最大の高さ1.2メートルの津波が起きています。
安否確認
X(Twitter)
地震が起きた直後から、xには、自分の名前や住所を載せて、「無事です」や#拡散希望 などを書き込む方が増えました。
残念ながらニセの方もいたようですけど、多くの方が本当に困って必死で打っていたのだろうと思っています。
Xはこんな風に利用できるんだなと思いました。多くの人の命と無事が守られていたらいいなと思います。
緊急のときに個人情報云々言ってられない!と本気で思いますが、世の中には色々な人がいるので、いますこし冷静な目で見ると、ちょっと危険なんだろうなとも思いますし。
命のほうが大事とも思うし。なにかいい方法ないのかな。
せめて名前はひらがなとかカタカナとかニックネームにするとか。
電話番号はのせない。載せるなら一部をヒントとして。
住所は、その土地の人だけがわかるような隠語をつかうとか。うーん
やっぱり緊急自体のとき、そういうの頭回らないよね。
とにかく命が一番大事。使えるものは使おう。生きよう。
LINEの安否確認
その後、LINEのホーム画面に「石川県で震度7の地震、大津波警報」と赤い囲み枠の表示が出たんです。みなさん気が付きました?
LINEのトーク画面じゃなかったんで、ちょっと気が付きにくい。
ホーム画面を開けると赤い囲み枠と「安否を報告」「詳細を見る」
が押せるような感じに。
その下の「友達リスト」には安否確認用のアイコンができていて、安否確認を入れてくれた友達が表示されていました。
この安否情報にはコメントを入れることができます。定型文と自由記入が選べます。
たまたまその日に旅行や仕事でその場所を訪れていることもありますもんね。
自分がいつ被災するかわからないし、突然連絡がとりにくくなったらすごく心配になります。
大きな地震などがあった時は、こんなツールもあるんだってこと思い出してくださいね。
ちなみに朝になったらアイコンの表示が変わっていて「令和6年能登半島地震」に変わっていました。
安否確認を登録している友達の数も少し増えていました。
災害用伝言ダイヤル(171)
総務省が行っている災害用の伝言サービスです。運営はドコモ。
自宅の電話やスマホ、携帯、公衆電話、PHSなどから利用ができます。
ちなみに運営しているのがドコモなので、NTT東日本、西日本、ひかり回線や公衆電話などからなら無料です。他社携帯などからが無料かどうかは、各会社に問い合わせしてくださいとのこと。
いやいや、全部無料にして。
練習ができる日が月に2回ほどあるので、試してみるのもいいですね。
体験利用ができるのは毎月1日と15日。そして正月の3日間。
他には防災に関する週間も可能で、8月30日9時~9月5日17時や1月15日9時~1月21日17時も体験できます。
録音、再生ができますが、録音を行う時は安否を知りたい相手の電話番号が必要になります。
まずは171とダイヤルしてみてください。音声のサービスです。
災害用伝言板
こちらは文字で安否を確認できる方法。
各携帯会社のメニュー画面を開き(ドコモならdメニューなど)そこから
「災害用安否確認」を選択。
安否のメッセージを登録したり、確認したりできます。
まとめ
2024年1月1日16時10分に大きな地震が石川県で発生しました。
M7.6 最大震度7
大きな地震なので名前がつきました。「令和6年能登半島地震」
この地震では津波も起きています。
Xで安否確認や救助を求める書き込みが多くなり、とても不安な元旦な夜でした。
安否確認にはLINEも使えるので、スマホがネットに繋がる環境でしたら、ぜひ災害時には利用していただければ、無料だし簡単だし安心だと思います。
いつ起きるかわからない地震や災害に、普段から備えていきましょう。
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