役作りの神髄!池脇千鶴さんが朝ドラ『ばけばけ』で見せた驚異の「変身」

人物
記事内に広告が含まれています。

現在放送中のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』で、ヒロインの母・松野フミ役を演じている池脇千鶴さんが、大きな話題になっていますね!

太った?」「誰だか分からなかった」といった声が上がるほどの容姿の変化に、驚いた視聴者の方も多いのではないでしょうか。清純派のイメージが強かったデビュー当時や、他の作品での姿を知っている人ほど、その「変わりぶり」に衝撃を受けたことでしょう。

しかし、この“変貌”こそ、池脇さんの女優魂、そして「役作り」のすごさを物語っているように思います。


『ばけばけ』のフミ役に見る「リアル」な母親像

明治時代の松江を舞台にした『ばけばけ』で、池脇さんが演じるフミは、没落士族の妻でありながら、優しく家族を支える肝っ玉母さん


あえて「リアル」を追求したビジュアル

SNSなどでは、ふくよかな顔立ちや、少し生活感の滲むような貫禄あるいでたちに対して、驚きの声が相次ぎました。まるで作品のタイトルにちなんで「ばけばけ」と変身したようだ、と揶揄するような声もありましたが、多くのファンはこれを「役作り」として好意的に受け止めています。

  • 「変に若作りしてなくて好感が持てる」
  • 「いかにも時代にいそうなリアリティー」

といった声があるように、池脇さんは、現代の「キレイすぎるお母さん」像ではなく、激動の明治を生きるリアルな40代の女性、そして働く母の飾らない姿を見事に体現しているのです。

この「別人レベル」とも言われる役への入り込み方は、容姿まで変えてしまうという「役作りの鬼」とも称される池脇さんの本領発揮と言えるでしょう。

セリフだけではない、細部に宿る演技や役作り

彼女の演技は、ただ体重を増やしたというだけでなく、立ち居振る舞いや、ヒロインの娘を支える眼差しや声の出し方。演技一つ一つにも、フミの人生が凝縮されていると絶賛されています。

それにしても体を若返らせるのではなく、老い進めさせる役作りは一体どうやっているのでしょう。特殊メイクも取り入れているのか、それとも役をもらった段階で「老いる」ための工夫を続けたのか。

老いは「手」にあらわれると言いますが、フミの手は確かに「お母さんの手」「苦労して老いた手」に見えました。

ヒロインの娘役の方からは、池脇さんが役作りで『サザエさん』のフネさんをイメージしていると語られたというエピソードもあり、一家の「床(とこ)」となって、どっしりと家族を支える母親としての存在感を、徹底して作り上げていることが分かります。


50代女性として感じる「共感」と「勇気」

今回の「飾らない」姿には特に惹かれるものがあります。

俳優さんたちは若く美しく見せる努力をされる方が多い中で、あえて体型や肌質まで役に合わせて変貌させる池脇さんの姿勢は、私たち一般の女性が抱えるエイジングへのプレッシャーを、どこか解放してくれるような気もします。

「見た目」ではなく、その人から滲み出る「人間性」「生き様」を表現することこそが、真の役者の力ではないでしょうか。

役作りのためなら、見た目のイメージも惜しまず変えるという、そのストイックで真摯な姿勢に、改めて「すごい」と心を打たれた方も多いはずです。

池脇千鶴さんの「ばけばけ」な役作りが光る『ばけばけ』、これからも見逃せませんね!

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました