京都三大祭ってご存知ですか?
5月15日の葵祭(あおいまつり)
7月の祇園祭(ぎおんまつり)
10月22日の時代祭(じだいまつり)
の3つをいいます。
この記事では、その中の一つ、10月22日の時代祭についてお伝えしています。
時代祭(じだいまつり)
一体どんなお祭りなのでしょう?そしてどのように楽しめばいいのでしょうか?
時代祭とは一体なに?
時代祭は平安神宮の祭礼です。関連行事は10月15日から23日まで行われます。なかでも10月22日に時代行列が行われ多くの人で賑わいます。
もともとは明治28年(1895)年に平安遷都1100年記念祭を行った時から始められた行事です。
桓武天皇が平安京遷都をされた事を記念したもので、約2000人の参加者により「時代行列」がこの祭りの見どころです。
行列は各時代の衣装や道具を身につけた人々が街を歩き、その時代は明治維新から順番に、江戸、安土桃山、室町、吉野、鎌倉、藤原、延暦と時代をさかのぼって行くのが特徴です。
各時代の衣装での行列。すごいですね。
有名な人物になりきった行列なので、知っている武将や有名な女性など当時のいでたちで町中を歩いていきます。
行列の先頭から最後尾までが同じ地点を通り終わるまで約2時間かかります。
行列のルートはこちら。京都の街のここを通ります
京都御所をでた行列は御池通まで行き、市役所前を曲がり三条通りを東に、鴨川を渡って平安神宮へ。
丸太町通まっすぐ行くと平安神宮にすぐついてしまうため、大きく遠回りして、二時間かけて到着するルートとなります。
動画や写真をきれいに撮りたい人にとっては、どこか場所を決めて撮るのが正解ですね。
有料の観覧席があった!
時代祭には観覧席があります。京都市が販売する有料の観覧席です。
2時間長いですから、おすすめだと思います。
今回2024年の販売開始日は1ヶ月10日前の9月10日でした。
場所は京都御苑の中に4500席。御池通の市役所前が1500席。平安神宮道が1400席。どの席も行列の両サイドに席がもうけられ、最前列は1000円増しで6000円。二列目以降は4000円です。
平安神宮道には「まなび席」もあり、こちらは最前列が9500円、2列目以降が7500円。講師によるイヤホン解説付きです。
全席パイプ椅子です。日傘と傘は禁止。雨が降ったらレインコートを着てくださいとのこと。(各自持参)ここはリスクがありますね。厳しいですね。一ヶ月前に雨は予想しにくいですね。
合計7400枚のチケットですが、そのうち3000枚は団体席なので、個人で申し込む方は4400枚。どうしても座りたい方は来年は申込みの日に頑張ったほうが良さそうです。
きれいな写真や動画を撮りたい人は
時代祭の行列を見るときにおすすめなのは、背景に違う景色が映らない場所です。
京都御所は広大な敷地が塀に囲まれているので自動車や建物などの映り込みはありません。
反対側の観覧席の映り込みや、立って観ている人が映り込むことはあります。
開始の数時間前には場所取りしていないと難しいそうです。行列の出発が12時京都御所が開くのは9時ですのでその時間から陣取りしておくのが無難です。
足元は玉砂利ですが、レジャーシートを敷いて座ることはできます。
有料観覧席は三脚が使えません。立ち見の場所なら邪魔にならなければ三脚使えます。
小さないすを用意したら、快適でしょう。
トイレはすごく混むので、その部分は不便かもしれません。熱中症の季節ではないので行列前の水分を控えめにして頑張るとか工夫が必要かもしれません。
背景としては門もおすすめです。行列が出ていく南側の門(堺町御門)。門と行列、下は砂利。松の木も生えていて映えると思います。ここは撮影するプロの人が多いので、その近くで撮れたらいいアングルじゃないかなと思うのです。
こだわらないよ!観れたらいいよ!という方は
ただ、行列と一緒に街を歩きながら観るという見方おすすめです。通常の人の歩く速さよりも行列が遅いので。ぷらぷら歩きながら時々立ち止まって撮れたらとるわ~という方は、特に場所を決めずに散策しながら行列についていくというのもいいかもしれませんね。
ただ、すごく人気の時代は混雑します。戦国武将や紫式部などの平安時代は混みますね。
角を曲がる時は行列が更にスピードを落とすと思いますし、そういうポイントに場所取りをして撮るのもいいかもしれませんね。
三条の通りは比較的人が少ないという情報もあります。歩きながらいい場所をさがすのもおすすめですね。なんせ、4キロ以上ルートがありますから。
時々何か買って食べながらもいいですね。鴨川渡る時は気持ちが良さそうです。
お弁当を鴨川の三条大橋の河原で食べて、のんびりしてから14時前に行列が橋を渡るので13時すぎには場所を決めてそこで立っておく。観る。歩いて行列についていくなど。
行列の雰囲気がわかればいい という程度なら、行列のルート沿いに、食べ歩きなどをしながら散策がてら楽しむといいかもしれませんね。
いろいろな観覧ができると思います。
車で行く?交通機関で行く?
京都は駐車場多いので、家族が多くて車のほうが安いし楽!なんて場合には車で来てもいいと思います。ただ、行列付近は交通規制で車の出し入れができなくなる可能性もあるので、ちょっと離れたところに止めましょう。
祭りの観覧をしたあとに京都の散策をして、最後にどこで車に乗りたいか!を逆算して停めておくのもいいですよね。停めたところから交通機関で祭りに行けばいいのだし。
予約ができる駐車場もありますし、リアルタイムで空きがわかる時代なので、駐車場難民になるような事態は避けていきましょう。
交通機関の場合は京阪(けいはん)や地下鉄をうまく利用して移動してくださいね。
外国人観光客がバスを多く利用するので、バスはぎゅうぎゅう詰めのこともあってあまりおすすめしませんが、フリーパスを持っていたらぜひ利用してくださいね。本数が多いので便利です。
京都の街中はFree Wi-Fiが使える場所が多いです。バス停付近とか。このあたりも上手に利用して、快適にすごしてください。
雨天順延
強い雨の場合は23日水曜に延期になります。公式HPにて発表されます。
まとめ
京都三大祭の一つ 時代祭の「時代行列」。
2024年は10月22日火曜に開催されます。
場所は京都御所から平安神宮までのルート。4キロ以上。
約2000人からなる市民が扮装した時代ごとの人物の行列が見どころです。
観覧席を事前に有料で予約している場合は着席で観覧。立ち見の場合は無料で、好きな場所から観覧できる。邪魔にならなければ歩きながら行列を観ることもできます。
毎年10月22日と曜日関係なしに日付で行われている行事です。
2024年は火曜日です。雨天は23日に順延です。
今年間に合わなかった人も、来年は有給申請しちゃいますか!?宿泊予約しちゃいますか??
ぜひ歴史の移り変わりを本場の京都で体験してみて!
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