2024年9月22日 甲子園球場で行われた阪神―巨人戦で「誤審」があったのでは?と噂されています。
この記事ではどのようなプレーが「誤審」と言われたのかをお伝えしています。
誤審はあった?
いきさつは?
0対0で迎えた3回裏。阪神の攻撃。
1死一塁。打席には阪神9番の才木(さいき)。
巨人ピッチャーは菅野(すがの)。
才木は送りバントの指示をうけ、1球目空振り、2球目ストライク。2球とも変化球。
3球目のスライダーはボールに。直前にバットを引いていた。
この「ボール」は「ストライク」では?という声も上がっている。
問題になったのは4球目。
外角へのカットボール。かすかにバットを引いているもののタイミングが遅くみえた。
才木は自分でも三振だと思ったのか、いったんベンチに戻りかけるが、セーフの判定となる。
「ストライク」「ボール」の判定にリクエストすることができないため、結果として判定がくつがえされることはなく、そのまま試合は進んだ。
反応は?
「微妙なジャッジ」中日スポーツ
「まさかのジャッジ」デイリースポーツ
など、翌日の記事では大手スポーツ紙が書いています。
「ええ?」中継アナウンサー
SNSでも様々な反応がありました。審判の判定に疑問を持つ声が多いようです。
公正な試合づくりを!と求める声もありました。
才木のバントは「空振り」ではなく「振ってない」
球審と塁審の動き
球審が一塁の塁審を指さして「チェックスイング」をしました。
それをみた一塁の塁審がセーフと同じゼスチャーで両手を広げます。「振ってない」の意味です。
球審が判断を塁審に委ねたら塁審の判断が「確定」になります。
これができるのは、球審が「ストライク」を宣言しなかったハーフスイングのときのみです。
球審の目線からは「振っている」「振っていない」がわかりにくかったのでしょうね。
ただ、それをいうなら「一塁の審判」からの角度も怪しいものです。
真横から見る審判もビデオ判定もありませんから。
審判に最終的には委ねる というのがスポーツの世界のきまりです。
今回の才木のバントは多くの人や才木本人が思った「空振り」ではなく、「ハーフスイングをしていない」つまり「振ってない」という判定でした。
その後の才木
才木は5球目のバントを成功させて、2死二塁。
その後1番近本が左前打。これで一塁三塁のチャンス。
さらに2番中野が右前へタイムリー。先制点が入りました。
この1点が決めてとなり、試合は阪神が勝利しました。
つまりこの「誤審」と言われるプレーが違う判定だったら、試合の流れは変わっていたかもしれないということです。
プレー後の菅野の言葉
「やっていればいろんなことがある。審判の人たちだって大事な試合だって分かってるだろうし。いろいろそういうものを考えるより、頭を切り替えることに意味があると思う。何百試合も投げて、絶対ストライクだろ、絶対振ってるだろということは何回も経験した。ピッチャーにとって大事なストライクだけど、言っても、考えても仕方ないし、イラついても仕方がないから。」
さすが経験者ですね。切り替えって大事。大人ですね。
まとめ
2024年9月22日 甲子園球場で行われた阪神―巨人戦で「誤審」があったのでは?と噂されています。
この記事ではどのようなプレーが「誤審」と言われたのかをお伝えしています。
阪神の攻撃回 3回の裏 才木のバントが三振に見えたが「振ってない」という審判だったというもの。
「誤審」だったのかどうかは、判定ができないのが今のプロ野球(スポーツすべて?)の世界。
審判の判定がすべてということで、誤審かどうかは断定できません。
ただ、その状況でしっかりと仕事をしてみせた「才木」と、プレー後に大人の対応を見せた「菅野」はさすがプロ野球選手という印象を受けました。
審判のしくみについては、ファンも選手も納得のいくシステムになるといいですね。
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