カメムシが全国的に大量発生していますね。カメムシを駆除できれば一番いいんですが、匂いがついてしまった時の対処法を知っておくと便利ですよね。
この記事ではカメムシの嫌な匂いを消していく方法をお伝えしたいと思います。
まずは仕組みを理解する。匂いに迫る
敵を知るにはまず、、、ということで、匂いを消すために匂いの成分などを知ることから!
匂いの主成分は?
カメムシの匂いの主成分は、トランスー2ーヘキセナール。
![](https://i0.wp.com/steadybee328.com/wp-content/uploads/2023/10/スクリーンショット-2023-10-08-172952.png?resize=800%2C325&ssl=1)
ウィキペディアより引用
油に溶ける成分ですね。
手指についた匂いを取る方法
油には油
主成分が油溶性ということなので、油を使って成分を落とすことができそうです。
家庭にある使いやすい油は、「クレンジングオイル」「食用油」
油に変わるものとして、消毒用のアルコールでも落とせますね。エタノールには油を落とす性質があるので利用できます。
油を落としたあとは石鹸を
油やアルコールで油溶性の成分を落としたあとは、手がベトベトしますし、石鹸やハンドソープなどを使って手を洗いましょう。これらは界面活性剤なので更に効果があがります。
匂いが服や壁についたときは?
揮発性!
トランスー2ーヘキセナールは第4類危険物 第2石油類 でしたね。これは消防法によると1気圧において引火点が21℃以上70℃未満のものが分類されます。
引火点低いので、熱に弱い。つまり揮発性が高いということですよね。
揮発性が高いならば。ドライヤー!使えます!
匂いが髪の毛や洋服についたときには、ドライヤーをあてて熱で匂い成分を揮発させてしまいましょう!
壁には界面活性剤
壁についてしまった時は、壁紙なのであまりハードなことはできませんね。
キッチンペーパーや柔らかい布に中性洗剤を薄めて、優しく拭き取りましょう。その後ドライヤーを当てます。あとは揮発するのを待つ!
スプレーしてもいいということなら、そのあとでカメムシ用のスプレーをしておくのもいいですね。匂いは一発で消えますし、予防になります。
予防策
筆者のしているカメムシ予防策をお伝えしますね。
買えるものならば
カメムシ用のスプレーを買いましょう。カメムシを見つけたときにスプレーするとそのカメムシから出るくさい匂いがいい匂いに変わります。しかし!
部屋のカメムシにすぐにスプレーをかけるのはやめましょう!!危険です!
なぜなら。カメムシは苦しがって部屋中を飛び回るんです!カメムシってあんなに激しく飛ぶの??と部屋でパニックになりますよ!
カメムシをみつけたら、おすすめは紙コップ。そっと近づいてパコッとかぶせる。もう片方の手には紙コップに蓋ができるサイズの厚紙を用意です。(いつでも捕獲できるように、カメムシスプレーだけでなく、紙コップと厚紙のセットは用意しておきましょう)
かぶせた紙コップの隙間ができないようにしながら厚紙を差し込みます。そのまま蓋をした状態でビニール袋などに入れたらオッケー。
余裕があるならば、紙コップの中にスプレーをかけてから作業を行うと、よりGOOD!
カメムシスプレーはカメムシが大量発生してからは品薄になるので、もし見つけたらラッキーです!
スプレーの香りは青りんごのような香りがすることも。あの青臭いカメムシ臭が一発で消えます。
余談ですけど、カメムシを掃除機で吸うのは絶対にやめましょう。カメムシは危険を味方に知らせるために、攻撃されるとたくさん汁をだします。掃除機しばらく使えなくなります。排気から悪臭がでてくることになるので。カメムシはそっと捕獲です。
ハッカ油作ってみる?
虫ってミントの香りが苦手なんですよね。だからハッカ油などは手作りして虫よけに使うことができます。赤ちゃんがいらっしゃるご家庭など、防虫剤はちょっと使いたくない場合にはこの方法がいいです。もちろんミント系の栽培をするのもおすすめです。
ハッカ油の作り方は、いろいろですが、筆者が作る時はこんな感じです。
ハッカ油(ドラックストアや薬局で手に入ります)、水、無水エタノール(なくても)
小さなスプレー容器を用意します。9分目くらいまで水を入れます。残りをエタノール。ハッカ油をたらします。目安?そうですね。持ち歩きできる小さなアルコールスプレーくらいのサイズでハッカ油を10滴以上。多ければ多いほど効果ありますがもったいないからせいぜい20滴くらいに。
カメムシスプレーと一緒で、室内の侵入経路にスプレーしておくといいですよ。
3日に一度位ですかね。4日目にカメムシ侵入してきたことあるので。
まとめ
カメムシの匂いの主成分は、トランスー2ーヘキセナール。油に溶ける成分です。
手についた匂いは油でもみもみしてから界面活性剤(石鹸など)で落とします。
揮発性が高いので熱に弱い性質があります。服や髪についたらドライヤーなどの熱で匂いを落とせます。
壁や床は中性洗剤を薄めて、柔らかい布などで拭きましょう。
予防には専用スプレーやハッカ油液が効果的。
カメムシは攻撃されると汁を出すので、みつけたらそっと捕獲しましょう。紙越しに触るのが大丈夫ならティッシュでも捕獲できますよ。あまり急には飛びません。
カメムシがセルフ退治できる程度ならば、自力で対策して快適に過ごしたいですね。
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