この写真は夕焼けの諏訪之瀬島です。
この島で噴火が起きました。
この記事では諏訪之瀬島がどこにあるのかという基本情報や、島の人達は大丈夫なのか?という情報をお伝えしています。
諏訪之瀬島とは
まずは諏訪之瀬島(すわのせじま)の基本情報をお伝えします。
場所
鹿児島県 十島村(としまむら)にある、周囲27キロほどの火山島です。
トカラ列島のほぼ中心にあって、種子島や屋久島よりも南西にあります。
諏訪之瀬島より南西には奄美諸島があります。ちょうど屋久島と奄美大島の中間あたりに諏訪之瀬島があります。
人口
39世帯 84人 (2023年12月31日の数)
アクセス
鹿児島~諏訪之瀬島
船と飛行機の2つの方法があります。
船の場合
週2~3便の「フェリーとしま」定員297名 所要時間8時間10分
たとえば月曜23時発に乗船 翌火曜7時10分に諏訪之瀬島 切石港(きりいしこう)着
☆1番安い二等で7140円(+4000で寝台、更に+18000で一等)
飛行機の場合(2022年鹿児島空港からの定期航空路線が新設)
週2回 火曜 金曜 予約があった場合のみ運行
NJA(新日本航空)セスナ172型乗客3人定員 所要時間1時間半
たとえば火曜朝9時半出発 11時到着
☆片道60000円(島民は1万円)
観光名所
- 乙姫の洞窟
竜宮城の乙姫が時々海から上がってきてこの洞窟で物思いにふける との言い伝え - 諏訪之瀬島キャンプ場
釣りをする人達に人気 物資はすべて民宿にあらかじめ送る 島に商店はない - ナハ浜(潮見崎)
星の砂がとれる - 溶岩台地に群生するピンク色のマルバサツキ
崩れやすい土の斜面なので散策は注意 標高によって咲く時期が異なるが大体5月~6月(低いところは早い) - 山桜の大木
- 藤井富伝(ふじいとみでん)翁の墓
無人島だった諏訪之瀬島を開拓した人
など
噴火について
ここからは噴火についてお伝えします。
いつ?
2024年1月14日未明 0時22分ごろ
どこで?
鹿児島県の鹿児島市から200キロ離れた十島村(としまむら)の諏訪之瀬島(すわのせじま)という火山島のほぼ中央にある御岳(おたけ)標高799メートルにて。
諏訪之瀬島は、十島村にある島の中で二番目に大きい島です。
どのような噴火?
爆発的な噴火がおきました。大きな噴石が火口から最大で1キロほど飛んでいます。
噴火の際には「ドーン」という大きな音。
噴煙が約500メートルの高さにまで上がり、噴石は北におよそ1.1キロ、南におよそ1キロ飛んだそうです。
山頂付近では黒い煙や赤い炎のようなものがでているのが確認されたそうです。
現在は噴火警戒レベル3で、入山規制がかかっています。
噴火レベルっていうのは、警戒が必要な範囲ととるべき防災対応を5段階に分けて示したものです。
レベル3は「入山規制」「火口付近だけでなく居住地域の近くまで警戒してください」ということらしいよ。
気象台は火口から2キロの範囲は大きな噴石に警戒するように呼びかけています。
被害状況は?
島から200キロ離れた鹿児島市にある十島村役場の職員4名が諏訪之瀬島に確認をとったところ、朝8時頃から消防団が出動して島内を調べ、今のところ被害は確認されていないとのことです。
住民の皆さんは御岳から南に4キロほど離れた元浦港(もとうらこう)の周辺に暮らしているそうです。
とりあえず、被害がなくて安心しました。
これまでの噴火活動は?
諏訪之瀬島は火山島で、御岳は現在も毎年噴火している活火山です。
昨年2023年の年末にも、噴煙が1100メートル上がる噴火が起こっています。
数ヶ月おきに短期的な噴火が起きる年もあれば、年に700回以上爆発が発生するような年もあり、毎年どのような活動になっていくのかが計り知れない面はあります。
絶えず火山灰が降り注いでいるため、島全体がグレー色になっている諏訪之瀬島。
島の人達に被害がおきないよう、これからもあまり活発な火山活動が起こらないといいなと思います。
まとめ
2024年1月14日未明 0時22分ごろに鹿児島県のトカラ列島にある諏訪之瀬島の御岳で、噴火が起きました。
大きな噴石が1キロほども飛ぶ爆発の噴火で、現在の噴火警戒レベルは3になっています。
幸いなことに被害は人にも建物にもなかったようです。
それがなによりでした。
本日の記事は鹿児島の諏訪之瀬島で起きた噴火についてお伝えしました。
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